月刊RIXPERT 3月号

上旬には小雪がちらつく場面もあった3月。
寒い時期が続きましたが、月末には半袖になる陽気が訪れました。
水色のTシャツの姿が多くなり、春が来たことを実感します。
別れの寂しさとシーズンを迎える期待感を胸に、4月へと暦は進みます。

クラブ

上旬には今年度最後の砂浜練習実施。
12月、1月に続く3度目の実施となり、もはや勝手も知れたものです。
これまでと異なるのは、走る練習がメインということ。
砂浜での100mスキップ・100mランはかなりのキツさだったのではないでしょうか。
砂浜で100mスキップをし続ける。
単純ですが、基礎体力が反映される重要な練習です。

中旬には、県強化選手たちが福井遠征合宿に参加しました。
群馬・長野・福井・岐阜の4県が集い、今年の8月には全中が行われる競技場での練習会となりました。
短距離選手たちは光電管タイム計測器でのタイム測定で好記録をマーク。跳躍勢も良い踏切ができていました。
初日はちょうど北陸新幹線の福井沿線開業日と重なり、空にはブルーインパルスが描いた模様も見ることができました。
この夏にもう一度この舞台に立つ。
このイメージを常に持ち続けましょう。

下旬にはRIX強化練習会としてメモリアルセンター補助競技場を借りての練習を行いました。
天候が心配されましたが、幸いにも活動時間帯には雨が止み、寒さはありながらも各ブロック共にシーズンに向けた実戦練習を中心に活動しました。
短距離ではドリルで動き作りをしっかりと行い、久しぶりのスタート練習に取り組みました。
跳躍では中助走での測定を行い、多くの参加者が早くもこれまでのベストを更新しました。
ハードルでは、8台走を行いました。最初は3歩でいくことができなかった参加者も、ここにきて良いリズムで3歩で走れるようになってきました。

投てきブロックも岐阜県出身で円盤投で全国大会入賞経験もある棚橋コーチ指導のもと本格始動です。
回転を技術のテーマに置いており、砲丸投も円盤投もなんでも来いのエキスパートの方です。
投てきを専門的に指導してもらえる場は多くありません。
物を遠くに飛ばす楽しさ。
その奥深さと面白さを存分に味わってもらいたいと思います。
投てきでもRIXPERTの活躍にご期待下さい!

通常の練習では、ミトノマチ鍼灸整骨院の品田コーチ監修のRIXアップ③を新たに追加しました。
 RIXアップ①は動的ストレッチ
 RIXアップ②は筋肉への刺激入れ
 RIXアップ③は上半身、下半身の可動域アップ
とアップに応じたそれぞれの目的があります。
大会時・雨天時など状況に応じて多様なアップを行えるようにしていきましょう。
RIXPERT参加者は全てを暗記すること必須です。
マイページで動画を見られるように準備しているので、もうしばらくお待ちください。

他にも、3月からは新中学1年生の参加者たちがクラブ選手として参加をはじめました。
クラブの練習参加はもちろんのこと、週の参加回数の制限が無くなったり、プレミアムタイムも実施可能です。
新学期が始まる前に体とリズムを慣らし、負担が少なく次のステージへ移行してもらいたいと思います。
先を見据えて、焦らず行きましょう。

重りを引いたり、メモリセンターのメイン競技場開放を利用して練習したり、感謝祭以外にも盛りだくさんの3月となりました。

「あの子今シーズン楽しみだよね。フォームがすごく変わった。」
保護者の方からそんな声が聞こえてくることもあります。

期待感を胸に、いよいよシーズンが始まります。
が、本番は6月からです。

ジュニアプラス

クラブへと旅立った参加者がいれば、ジュニアから旅立ってきた参加者もいます。
中学生での陸上の実施を見据え、まずはジュニアプラスで慣らしてからクラブへ。
そんな利用者もいました。
陸上をやってみたいと思ってくれる。
それが何よりうれしいことです。コーチ冥利に尽きる瞬間と言えるかもしれません。

3月にはプラス選手だけの練習日も設け、普段では補いきれない細かいところまで指導することができました。
体への負担と将来のことを考え、週2回までという制限を設けていますが、ぜひその2回を貴重な時間としていきましょう。
そして、記録や大会での結果を求めたくなりますが、今の段階で求めることは多様性と余裕を残すことです。
無理せず、いろいろなことに挑戦し、荒けずりでいきましょう!

ジュニア

3月は久しぶりに50mRIXバッジチャレンジを実施!
陽南中、大垣北中でそれぞれ1回ずつと、感謝祭の午後のメモリアルセンターで1回実施しました。
9割以上の参加者がベストを更新し、タイムを測ると大盛り上がりとなりました。

「速くなった!!」
「やったー!バッジもらえる!」
「くそ~。あとちょっとだった…。」

測定時はそんな声があふれます。
大会に出場したことのない参加者にも記録が伸びる喜びを味わってもらいたい。
そんな思いで始めた企画でしたが、今ではジュニアの活動の大きな柱となりました。

3月は年度のまとめとして、ジャベ投やハードル走を行いました。
ハードル走では、自分たちで好きな位置にハードルを置きオリジナルコースを作成しました。
絶対跳べないだろうという場所を作るのも小学生ならではです。
そして、それを何とか跳び越えようと何回もがんばってくれるのも小学生だからこそです。

無理だと決めつけない。成功するまであきらめない。

とても大切な気持ちを思い出させてくれました。

岐阜エリアでは陽南中の照明の故障により急遽メモリアルセンター補助競技場で活動したり、大垣エリアでは雨によりピロティで活動するということもありました。
どんな場所でも、その場所でこそできる活動があります。

4月からも道具や練習環境を最大限活用し、色々な練習を行っていきます。
身体リテラシーを高め、いろんな動きができるようになっていきましょう!

キッズ

岐阜・大垣ともにキッズの活動は3月で一旦終了となりました。
参加人数や対応できるコーチの数など、色々な課題がありましたが、この1年活動を継続できたことに感謝申し上げます。
ジュニアよりも遊びの要素を多く取り入れ、どんな活動をしようか考えることが楽しい時間でした。

時には涙あり、ケンカあり、もうやりたくな~い、があるのも素直だからこそです。
そしてだからこそ、純粋に体を動かすことを楽しんでいる姿を見られることがうれしく思いました。
継続してジュニアの活動に参加する参加者も、そうではない参加者も、ここで楽しんだ運動経験をもとにさらに運動好きになっていってくださいね!

ランニング

階段を使ったり、ステップ台を使ったり、時には1kgメディシンボールを使ったり。
どの練習でも大切なことは接地の感覚を磨くことです。
100mで50歩ほど接地することを考えると、800mでは?1500mでは?
その1歩1歩を大切にすることが速くなるということです。

後半のランメニューでは、100mのインターバル走で心拍数を上げてからのLSDや1000mのトライアル、タバタプロトコルやセット走を行いました。
参加者の多い活動日は走メニューも行いやすく、お互いに刺激を与えながらの練習となります。

自分より速い人と一緒に走ること。

これが最も効果的な練習です。それは短距離も中長距離も変わりありません。
土曜の練習では舩坂コーチが先頭を引っ張り、参加者たちもメキメキとペースが良くなっています。
3月の競技会に出場した選手は1500mで10秒以上のベスト更新を見せてくれました。
シーズンインに向けて、ここからはどんどんスピードを上げていきましょう!


最後に、中学3年生の選手たちは次のステージへと巣立っていく時期となりました。
強い世代でもあり、文字通りRIXPERTを支えてくれた世代です。
寂しい気持ちもありますが、今は期待感しかありません。

絶対に大丈夫。

迷うことや苦しむこともあると思いますが、RIXPERTで培ってきた経験を財産として大いに羽ばたいてください。
活躍をずっと応援しています!
ぜひ夏の水鉄砲大会には戻ってきてくださいね。

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