4月を迎え、RIXPERTは創立から6年目のシーズンを迎えます。
気付けばあっという間の5年でしたが、そこには本当にいろいろな出来事がありました。
3月には記録集を拡大して5周年記念誌として編纂し、巻頭特集では20ページをかけて5年間をふり返りました。
ここではその内容に基づきながら、RIXPERTの歩んだ5年間の軌跡をこのブログにも残していきます。

0年目 物語の始まり
NPO法人RIXPERTとしての正式な活動がスタートする前となる2020年冬、世間はまだまだコロナ禍の中にありました。時は同じく部活動の地域移行が本格的に提唱され始めることとなり、そのタイミングに合わせるかのように3名のコーチがクラブ設立を目指して集いました。
「陸(リク)+EXPERT」という名に想いを込め、陽南中を拠点に始動。直後の緊急事態宣言によりオンライン活動を余儀なくされるなか、最初の活動は参加者0人。そうした苦境に立たされましたが、2回目に参加した1人の女子選手が希望の光となりました。
2月には「0期生」5名が揃い、初めて屋外での活動を実施できることとなりました。現在のRIXアップの原型も完成。手探りの日々から、今の物語が動き出しました。


1年目 コロナ禍を乗り越えて
岐阜・大垣でのジュニアの活動も少数から始まりました。1年目にも関わらず口コミを中心に知名度が広がり、1年足らずで会員数は100名を突破する盛況ぶりとなりました。一方でコロナ禍は継続し、まん延防止等重点措置による施設の利用不可や大会の中止、さらには再びの緊急事態宣言もありましたが、尚子ロードや神戸中央スポーツ公園を利用して活動を続けました。ランタンを並べて明かりを確保したり、高速の高架下を利用したりと、色々な制限がある苦しい時期でしたが、だからこそ工夫と熱意なくしては乗り越えられませんでした。
設立1年目から通信陸上の1~3年生100m決勝には計10名が残る快進撃を見せ、東海大会でも入賞者を輩出しました。RIXPERTからの大会出場を果たし、RIXバンドで結束力を高め、砂浜練習や年納め練習、金華山登山と今も続く行事がスタートしたのもこの年です。今に続くRIXPERTの文化と絆がこの時、確かに築かれ始めました。


2年目 進化を続ける
ランニング、キッズ(2024年3月末に活動休止)の活動が始まり、多世代・多種目に応える体制が整いました。競技の面では小学生では東海小学生陸上への出場やタスキはつなぐことができなかったもののロードレースの部で小学生駅伝にも初出場を果たしました。小学生選手のテーマである「あらけずり」の言葉もこのころから使われるようになりました。
中学生では春季陸上女子100mで決勝1位~7位をRIXPERT選手が独占、通信陸上100mでは計14名の選手が決勝進出、女子リレーでは東海選手権進出を果たすなど、その勢いは止まるところを知りませんでした。跳躍やハードルでも活躍が目立ち始めたのもこの年からです。
オリンピアンの青木コーチや品田トレーナーの加入による指導体制の充実のほか、混成競技会や高校訪問の実施により、高校への接続をより意識したクラブ運営となりました。
3月には初めてRIX感謝祭を実施しました。賞状や副賞をはじめ全てが手作りの会となりましたが、多くの会員・保護者に参加し楽しんでもらえたRIXPERTの歴史に残る感動的な1日となりました。この年、RIXPERTは確かな実績と彩りある文化を併せ持つチームへと進化を遂げました。


3年目 全国への羽ばたき
女子100mHハードルでの全中標準突破に続き、国立競技場でのU16リレー出場、三段跳でのU16大会入賞、そして小学生では5年女子100mでアップシューズでの県予選会優勝からの全国大会出場と、活躍は全国レベルに広がりました。そして2月に行われた大坂室内ではU16男子走幅跳で見事日本一に輝きました。
クラブ運営では今に続く新たな試みとして、50m測定でのRIXバッジの贈呈、壮行会と水鉄砲合戦の夏祭り、中津川合宿などが誕生しました。今では恒例となった10月の専門ブロック解散宣言による多種目挑戦月間が初めて実施されたのも今年です。
念願のクラブ事務所を構え、そこで生まれたRIXタオルは今や応援に欠かせない定番となりました。
県レベルの活躍から全国レベルの活躍へと、この年RIXPERTは羽ばたきを始めました。


4年目 成し遂げし偉業
女子走幅跳では県中学生初となる6m超えの県中学新記録を樹立すると、東海中学総体の走幅跳では男女アベック優勝。そして、国民スポーツ大会では少年B男子走幅跳で7m21の県中学新記録で日本一に輝くなど、記録にも記憶にも残る快進撃を見せました。また、昨年に続き全国小学生陸上や国立競技場でのU16リレーに出場した他、全日本マスターズでも100m、200mの二冠を達成しました。投てきのコーチによる指導がスタートしたのもこの年となり、短距離、跳躍、ハードルに続き、投てきの活躍も目立つようになりました。
運営面では、会員証の導入による通称「チャリーン」がスタートし、それに合わせラッキーチャンスやオンライン決済も導入されました。50mチャレンジへではLED電光掲示板を導入し、秋の多種目挑戦会のフォーマットも完成するなど、指導の質もさらに磨かれました。規模の拡大に伴い、ふれあい会館へと会場を移した「RIX感謝祭」は過去最大の盛り上がりを見せ、RIXPERTは名実ともに岐阜県を代表する陸上クラブの一つへと登りつめました。


5年目 充実の時
短距離・跳躍・ハードル・投てきの全方位で層の厚さを見せ、東海中学総体には過去最多の23名が出場しました。また、地元岐阜で開催されたU16リレーでは、水色の応援団がスタンドを染め上げ、男子4×100mRでは県中学記録を更新し5位入賞の快挙を成し遂げました。また、男子三段跳では53年ぶりに県中学記録を塗り替えU16陸上で7位入賞。全中陸上や国スポへの出場、小学生の各大会での活躍や駅伝での健闘など、あらゆる世代・種目で活躍が続きました
運営面では、新機能「RIXPERT BASE」を導入し、自主練習の習慣化やトレーニング知識の向上をゲーム感覚で楽しめる仕組みを構築しました。出身選手も含めた大会での好記録、好結果を案内するためのオープンチャットの運用もスタートし、クラブ卒業後もRIXPERTの絆を感じられる仕組みも構築しました。5周年を迎え、クラブは次なるステージへと力強く踏み出しました。


そして6年目を迎えます。
1名の参加者から始まり、Tシャツで大会に出場していた時代を経て、今や全国レベルでの優勝や入賞、複数の県中学記録を更新するまでにいたりました。今の選手たちが当たり前のように駆け抜けているこの場所には、数えきれないほどの「初めて」と「挑戦」の物語が詰まっています。
3月には0期生のメンバー達がクラブの練習に顔を出してくれました。
5人が初めてそろった5年前。
こうして5年後に再び集まっている未来は全く想像できていませんでした。


0期生から始まった物語に一つ一つの歴史が書き加えられ、今のRIXPERTがあります。
一滴一滴の雫の繰り返しによって築き上げられる鍾乳洞のように、一人ひとりの選手達の存在がRIXPERTの歴史を作ってくれました。
今の選手たちが、そして未来の選手たちが、これに新たな物語を加えていってくれることでしょう。
10周年となる5年後には、今では想像できていないどんな未来が待っているか楽しみです。
これまでの5年間の物語を誇りに変えて。
さぁ2026年シーズンのスタートです!
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