いろいろやろう。挑戦しよう。

10,11月に計4日間をかけ、日本陸上競技連盟公認ジュニアコーチ研修を受講しました。

公認ジュニアコーチとは、「地域スポーツクラブ等において陸上競技の基礎的な実技指導にあたる指導者。小・中・高の部活動の指導にあたる指導者。」向けとなる、日本陸連公認の資格となります。
岐阜で開催されることもあり、南部・野村・中コーチ達3人で資格取得を行いました。

10月の2日間はオンラインでの講義です。
東北地方と合同での実施となり、それぞれの地域の実情を話し合いながら、スポーツに関する基礎理論、日本陸連の目指す陸上競技のあり方を学びました。

11月の2日間は実技の研修です。
岐阜での開催といっても、会場は高山の中山競技場。
車を乗り合わせながら、行きかえりの道中は冬季練習に向けてのコーチ会議となりました。

1日目は、ウォーミングアップ、ハードル、短距離・リレー、走幅跳、三段跳、競歩、長距離の実施でした。
RIXPERTにも指導にきてくださった県岐阜商の太田先生、市岐阜商の今井先生が講師のもと、走って跳んで補強をしての一日となりました。
それぞれのクラブの特色ある練習を紹介する時間もあり、RIXPERTからは立甲を紹介しました。
2歩ハードルやラダー、補強の種目など、この日に学んだことをすでに練習に取り入れたりしています。

2日目は砲丸、円盤、ハンマー、やり、高、棒高と盛りだくさん。
投てきでは市岐阜商の小嶋先生が講師のもと、分かりやすい指導でついつい楽しくなってやり過ぎちゃいます。
短距離・跳躍が専門のRIXPERTコーチたちですが、体育大学出身かつ指導経験もあったりで投てき種目も一通りこなせます。
円盤だってやりだって投げられるんですよ。

後半は飛騨高山高校の坂谷先生指導のもと、垂直ジャンプ種目です。
南部コーチが跳ぶ!
野村コーチも跳ぶ!

棒高跳、楽しいんです。
体が浮く感じが気持ちいい!

全種目が終了し、これで終わりではありません。
最後にはテストがあります。

テキストなどの復習のための時間が30分ほどありましたが、何とRIXPERTコーチ陣は3人ともノーガード戦法を選択。
これまでの知識と経験と勘のみで勝負です。
というわけではなく、これまでに十分勉強してきています。

結果は…

もちろん3人とも合格です。良かった…。

この4日間、クラブの活動にも穴を空けてしまいましたが、とても意義のあるものとなりました。
改めて基本に立ち返ること、他の指導者と交流すること、多種目を経験すること、どれもこの機会がなければ経験できなかったことです。

中でも、色々な種目に挑戦することはやっぱり楽しいです。
砲丸や円盤が気持ちよく飛んだり、自分が高く跳べたり。
これが体を動かす根源的な楽しさなのでしょう。
そして、だからこそ陸上競技が古代から現在まで行われてきていることを実感します。

高い競技レベルを目指すことも大切ですが、特に小中学校の段階では焦ることなく、こうした楽しさをちゃんと経験してもらうことが大切になります。
日本陸連ではジュニア期の多種目への挑戦を推奨しており、それは最後のテスト問題にも強く反映されていました。

問 ジュニア期の指導として適しているものを選択してください。
 ①専門種目の決定
 ②多種目への挑戦
 ③勝利を目指した活動 
 ④一定のレベルまでは大会に出場しない
(※正答以外の選択肢は著者作成の例となります。)

正解はもちろん②になります。

無事に公認ジュニアコーチの資格を取ることができ、今後は日本陸連の公認ジュニアコーチとして活動をしていくことができます。
今回学んだ内容と日本陸連の目指す選手育成の流れに沿いながら、RIXPERTだからこその専門性を発揮し、魅力あるクラブづくりを行っていきます。

いろいろやりましょう。
挑戦しましょう。
思いっきり、陸上競技を楽しみましょう!

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