同じ釜の飯

9/22(火)~23(水)にかけて、長良川スポーツプラザとメモリアルセンター補助競技場を使用したプラザ合宿を行いました。
1日目の午後は小学生も含めたRIXPERTリレーフェスティバルを、2日目の午後には秋の全国大会の壮行会と小学生の多種目挑戦会を実施しました。
前日にはメイン競技場でアジア大会の女子サッカーが行われた余韻も残る中、晴天にも恵まれ、充実した2日間の合宿となりました。

合宿には50名を超える参加者が集まりました。
岐阜・大垣と2拠点で活動しているRIXPERTにとって、こうした合宿はチームの交流を深める貴重な機会となります。
自己紹介文を載せたしおりを作成し、部屋割りも学年ごとのバランスを取りながらランダムとしました。
合宿のスタートも部屋ごとの自己紹介からの始まりです。

両日ともに午前中は通常練習となります。
合宿参加者以外の選手たちも集まり、それぞれの秋の目標に向けて練習に精を出します。
投てきブロックもこの機会にしっかりと投げ込みを行いました。

また、この機会に合わせて9月の分析となるスタートの撮影を行いました。
これまでのピッチ・ストライドの分析をスタートに特化してその変化を見ていくものとなります。
『分析』というより、もはや『研究』に近いのかもしれません。
今回の結果からも選手個々の特性や傾向が見えてきました。
客観的なデータをもとに、さらに指導に磨きをかけていきます。

午前練習を終えた休憩時間には、思い思いの過ごし方をする参加者たちです。
ボールを使ってドッジボールが始まったり、円陣バレーが始まったり。
練習が中心となる普段の活動では、こうした自由な時間というのはあまり作れません。
学校生活でも昼休みの自由時間は楽しいものです。
この自由時間も合宿の一つの思い出になりました。

午後はRIXリレーフェスティバルと称して、小学生の参加者も集まりみんなでリレーを行います。
今回は10月に行われるU16リレーの通し練習をメインに、せっかくだからみんなでチームを組んでリレーをやろうという企画です。
最初は4×100mR!
中学生が16チームに小学4年生以上が4チーム、4×80mRで実施する小学2,3年生チームが2チームと多くの選手が集まりました。
練習の最初は南部コーチによるRIXPERTのバトンパスの特色の説明があり、歩き、ジョグ、流しでのバトンパスを練習します。
あとはそれぞれの走順でのバトン練習に励みます。
小学生選手たちも、バトンパスの具合を見て足長の調整を行ったり、バトンをもらう手の出し方を教えあったりと、少しでもバトンパスでタイムを縮められるように真剣な様子です。

小学2,3年生のリレーから始まり、小学4~6年生のリレーではタイム順の上位8名を均等に振り分けた2チームがゴール前に大接戦となる名勝負となります。
休憩時間をはさんだ2本目に向けて、バトンの修正に向けて練習を行うチームもありました。
2本目では多少のバトンパスの失敗はありながらも、全てのチームがしっかりとバトンをつなぐことができました。
男女の人数や持ち記録の関係で大会のリレーにあまり出場することができない選手たちもいる中で、こうした機会に2本のリレーを走ることができ何よりでした。

中学生では本気の勝負ということでユニフォーム姿でのリレーとなります。
9チームが出場した男子では、3年生を中心としたAチームと新人戦に向けたBチームを軸に、その他のチームは走力が近くなるチーム編成となりました。

バトンパスがつまったり、バトンを渡すのに時間がかかったりと全てのバトンが完璧に渡ったというチームはありません。
それでも全チームがしっかりとゴールできたことが評価できる結果となりました。
多くのチームのアンカーが3年生選手となり、3年生がリーダーシップを発揮してチームをまとめてくれました。
勝負の面でも3年生主体チームと新人チームが接戦となり、その他のチームも1~2秒の差の中で全チームがゴールする熱い闘いとなりました。

女子では7チームが出場しました。
U16リレーに向けたAチームと10月の県中学新人を想定したBチーム、その他のチームは男子と同様に走力が近くなるようなチーム編成となります。
バックストレートの追い風が強く2,3走の選手にとっては難しいコンディションとなりましたが、風を読むこともリレーでは大切な能力です。
追い風であればマークの足長を伸ばす。向かい風であればマークの足長を縮める。
自身の調子と前走者の調子、そして風を考慮した上で、あとは思いっきりスタートを切ることが重要です。
Aチームもまだまだバトンが洗練されたとは言いきれず、今回の経験を本番にしっかりとつなげていきましょう。
その他のチームも、チームによっては大きくバトンミスをすることもありましたが、確実にリレー経験を積むことができました。

中学生は続いて4×400mRに挑戦!
リレーフェスティバルというくらいなら、せっかくだからやったことのないリレーをやってみよう。
そんな意図から、4×100mRのチームを基準として男女別で全チーム同時スタートとなります。
初めての400mとなる選手も多く、距離に戦々恐々となる選手たちでしたが、スタートしてしまえば覚悟を決めて走るしかありません。

前半から突っ込む選手。
躊躇してしまってスピードを上げきれなかった選手。
どれだけ挑戦できたかは選手それぞれです。

「400mは中長距離ではありません!!!短距離走ですよー!!」

そうした声をかけられながらも、がんばってゴールにたどり着く参加者たちでした。
ゴール後に立ち上がれなくなるのも400m走をがんばったからこそです。
こうしたイベントの勢いがないと中々味わうことのできない貴重な経験となりました。

次は小学生のターン。
中学生のマイルリレーに負けじと、小学生はエンドレスリレーを行いました。
目標は5kmということで、80mを6人でリレーし続け、トータルで一人800mの距離を走ることになります。
2~6年生の選手たちとコーチも混ざり、4チームでのリレーとなりました。

休憩時間があるとはいっても、バトンが1周してくる1分半ほど。
低学年の選手にとってはキツイ練習となり、途中で歩いたりすることもありましたが、最後まで完走できました。
上級生の選手たちは最初から全力で走ります。
よくそのペースで走れるなとこちらが感心するほどの走りっぷりでした。
バトンを持つからこそ、みんなでがんばるからこその充実感のあふれる練習となりました。
年末は10km、いや20kmエンドレスに挑戦してみましょうか!

リレーフェスティバルの締めは中学生のグループ対抗リレーとなります。
宿泊者の部屋別対抗リレーを兼ねており、7人が50mずつバトンをつなぎます。
そして、ゴールしたチーム順に入浴できる順番を選べます。
この日は夏を思い返すような暑さだったこともあり、汗だくになった選手たちにとっては重要な一戦となります。
応援と悲鳴の声が飛び交う中、続々とゴール。
長い1日となりましたが、最後はみんなで笑顔で終えることができました。

合宿参加者は宿泊先のスポーツプラザに移動します。
お待ちかねの夜ごはんでは、始まってすぐにお米をおかわりする様子もあり、1升用意したおかわりのお米も底をついてしまいました。
無尽蔵の中学生の食欲を甘く見ていました…。

「同じ釜の飯を食う」という言葉があるように、寝食をともにするからこそ生まれる一体感があります。
チームへの帰属意識が高まれば、それは次へのモチベーションにもつながっていきます。
遠回りに見えるかもしれませんが、こうした合宿がチームとして一体感を生むきっかけとなり、それが全体へと広がった先に個人の成長へとつながります。
同じ時間をともにすることは面倒な面もありますが、そうした面倒を乗り越えた先にさらなる成長が待っています。

ミーティングでは各自の課題をまとめ、その課題をグループ内で共有しました。
自分の課題は自分では理解できていますが、他の人が何を課題に感じているのかは意外に知ることができません。
それぞれの選手たちが何を課題と感じているのか、それを共有できたことも新鮮な機会となりました。

そして最後の活動のトランプ大会へ!
ババ抜きを部屋別に行い、続いてその順位別に決勝戦を行いました。
最強となった3年生にはRIXPERTグッズをプレゼント!
最弱を決める2人の勝負は、多くの観衆を背後に大盛り上がりとなりました。

2日目の朝を迎え、朝の散歩にコール漏れする選手もなく、無事にスタートを切りました。
午前中は、通いでの参加者や投てきブロックも集まり、通常練習でそれぞれの種目の専門練習に励みます。
短距離では200-100-50のセット走、ハードルでは並走でのレース形式、跳躍や投てきでは跳び込みや投げ込みを行いました。

練習終了後は秋の全国大会に出場する選手たちの壮行会を行いました。
U16/18陸上、U16リレー、青森での国民スポーツ大会と10月も全国大会が続きます。
11月には日本代表としてユースオリンピックに出場する出身選手もいます。
高校生の出身選手たちも参加してくれ、小中学生選手たち、そして多くの保護者の方々の前で力強い抱負を述べてくれました。
来年は自分が。いつの日か自分が。
壮行会は出場する選手たちのためだけでなく、次を目指す選手たちのものでもあります。

これにて合宿は終了となり、午後は小学生の多種目挑戦会となります。
補助員として測定のお手伝いをしてくれる中学生の手を借りながら、50m、80mH、走幅跳、走高跳、ジャベボール投、800mと6種目に挑戦します。

ウォーミングアップ後は1時間の自由時間として800mを除く好きな種目に好きなだけ挑戦します。
50mのタイムに応じたバッジの獲得を目指して50m走に何度もチャレンジしたり、走幅跳やジャベボール投に何度も挑戦したり、挑戦の仕方は選手それぞれです。
70cmの高さのハードルや走高跳のマットが高く、低学年の選手は苦労する様子です。
本来であれば低学年用の規格を準備したほうがいいのかもしれませんが、ここは成長を感じる場としてもらいたいことも事実です。


今回で3年目の実施となりますが、1年目はハードルを跳ぶことがままならなかった選手が、5年生となった今年はしっかりとハードルをクリアしていきました。
コンバインドA(80mH、走高跳)、同B(走幅跳、ジャベボール投)の合計得点で1000点以上も得点を伸ばしてきた選手もいます。

多種目「挑戦」会と銘打っているように、ここは挑戦の場です。
できないことや苦手なことにも積極的に挑戦し、そしてそれを克服していける選手となっていきましょう。

最後は800mをみんなで走り、記録集計の待ち時間には中学生も混ざってみんなで鬼ごっこです。
記録の面では一つの目標となる3,000点越えを男子で2名、女子で1名の計3名の選手が達成!
もう少しで3,000点越えとなる選手たちも多くおり、秋、そして来年の春の実施ではさらに多くの選手たちが超えてくれることでしょう。

小学生の段階では、どれか一つの種目に偏りすぎることなく、走・跳・投にバランスよく取り組みながら、何より陸上競技を、そして体を動かすことを楽しんでもらえたらと思います。
その中で、成長していく喜びを自信に変え、向上心と探求心にあふれた選手に育ってもらえれば言うことはありません。
あとは身体の成長とともに練習量と強度を高めていけば、結果は自然とついてきます。
「あらけずり」を合言葉に、小学生選手たちの今後の成長にも期待です。

解散後には雨粒が落ちだしたことを考えれば、天気に恵まれた2日間となりました。
合宿に加え、イベント、壮行会と盛りだくさんの内容となり、運営も大変でしたが、みなさんの協力のおかげで無事に終えることができました。
今回は日程や都合により合宿への参加が叶わなかった選手たちも、それぞれの日常や練習の中で秋のシーズンに向けて一歩一歩前進しています。
今回の経験をチームとしてのさらなる成長につなげながら、秋シーズンに向かっていきましょう!

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