ひと味もふた味も違う

4/12(土)にメモリアルセンターにて春季記録会(岐阜会場)が行われました。同日には東農地区でも同じ大会が行われ、2025年度の岐阜陸協主催の最初の大会となります。
RIXPERTとしても2025年シーズンの開幕となり、新調し分厚くなった待機場所のマットとともに新たな1年がスタートです!

RIXPERTから出場
中2 男子 200m 23.95 -0.4 組1 総8 PB
中2 男子 200m 24.49 -0.7 組7 総19 PB
中2 男子 200m 24.56 -0.4 組5 総21 PB
中3 男子 200m 22.83 -1.8 組2 総2 PB
中3 男子 200m 23.63 -1.8 組3 総3 PB
中3 男子 200m 24.11 -1.8 組6 総10
中3 男子 200m 24.12 -0.7 組4 総11 PB
中3 男子 200m 24.95 -1.8 組2 総26 PB
中3 男子 200m 25.43 -1.8 組2 総33 PB
中1 男子 800m 3:09.35 組12 総93
中3 男子 800m 2:17.78 組3 総20 PB
中2 男子 走高跳 1m40 決7 PB
中2 男子 砲丸投 9m48 決1 PB
中2 男子 砲丸投 8m07 決3 PB
中1 女子 200m 27.40 -2.5 組1 総3 PB
中1 女子 200m 29.14 -2.5 組2 総16 PB
中1 女子 200m 30.90 -2.3 組1 総43 PB
中1 女子 200m 31.28 -2.3 組3 総57 PB
中2 女子 200m 28.85 1.3 組1 総12 PB
中2 女子 200m 29.86 -2.2 組4 総28
中3 女子 200m 26.66 -1.8 組1 総1 PB
中3 女子 200m 27.87 -1.8 組4 総6
中3 女子 200m 29.83 -2.2 組3 総27
中2 女子 砲丸投 10m09 決4 PB
中3 女子 砲丸投 11m55 決2 PB
中3 女子 砲丸投 7m25 決12 PB
他団体から出場
中2 男子 200m 24.57 -0.4 組6 総22 PB
中2 男子 200m 26.11 0.5 組1 総49 PB
中3 男子 200m 24.26 -0.7 組5 総15 PB
中3 男子 200m 24.26 -0.4 組3 総14 PB
中2 男子 800m 2:29.14 組9 総51 PB
中2 男子 3000m 11:20.75 組14 総71 PB
中3 男子 3000m 10:17.70 組7 総43 PB
中2 男子 走高跳 1m50 決4 PB
中2 男子 砲丸投 6m91 決8 PB
中3 男子 砲丸投 6m70 決10

中2 女子 200m 29.37 -2.2 組2 総19
中3 女子 200m 31.17 -2.1 組4 総54 PB
中3 女子 砲丸投 9m52 決6

シーズンが始まったといっても、クラブとしては今大会は冬季練習の締めくくりの位置づけとなります。
冬季練習ではサーキット、牽引走、200mトラックでのリレーと地道に体力トレーニングに励んできました。
何より、この冬は多種目にこだわり、走・跳・障・投のローテーション練習にも多く取り組みました。
専門種目かからず、誰もがスプリント練習を行い、走幅跳や走高跳に挑戦し、ハードルを跳び、砲丸や円盤の投げ方も練習できるようにしました。

日本陸連の競技者育成指針に示されている多種目への挑戦は、選手の将来性を考えた場合には間違いなく必要なことです。一方で、こうした練習が目先のシーズンの結果に直結するかは分かりません。
そういった点では、コーチ陣にとっては少し不安なシーズンインともなりました。

しかし、そんな不安も選手たちが払拭してくれます。
男子200mでは3年生選手がRIXPERT記録に迫る22秒台を記録し1位と同タイム着差ありの総合2位。シーズン初戦、さらには強い向かい風ということを考えれば今後の期待が高まりました。総合3位に続いた3年生選手もより適正のある100mでの活躍が期待されます。
初挑戦も含めて出場者のほぼ全員が自己ベストを更新し、2年生選手では自己ベストを1秒近く更新する23秒台で総合8位に入りました。
また、中には約2秒もの自己ベスト更新となった選手もいます。
高いレベルで選手たちがひしきあっており、個人種目での出場枠、そしてU16リレーに向けたメンバー選考にも気合が入ります。

女子200mでは3年生選手がRIXPERT記録更新する26秒台で総合1位。こちらも向かい風の中での記録となり、今後のタイム短縮にさらなる期待が高まりました。
中には1秒以上の自己記録更新で1着でゴールした2年生選手もおり、チームに勢いをもたらしてくれました。
組によっては向かい風が強くなり、記録上の見た目は自己記録更新といかない選手たちもいましたが内容を考えれば十分な結果です。

200mでは風の数値だけでなく風の方向も気にしなくてはいけません。
今大会の向かい風はホームストレート側から吹いてくる横風タイプの向かい風となり、200mで考えれば風が向かう時間が多くなります。
これがバックストレート側から吹いてくる横風タイプの向かい風であれば前半は追い風となってくれたところでした。

終始強い風が吹く中、終盤では新しいユニフォームに身を包んだ1年生選手たち4名も出場した。
中でも、-2.5mという強い向かい風の吹く中、昨年の全国小学生100mにも出場した1年生選手が27秒前半で200mを走り抜け総合3位に入る驚きのデビューを飾りました。風が違うとは言え他チームの同じ1年生が僅かに上回る総合2位となっており、1年生選手たちの好走にスタンドも沸きました。
また、他の3名も1年生のこの時期を考えれば30秒前後の十分に水準以上となるタイムでゴールしました。
今大会でRIXPERT記録を更新した3年生選手も、2年前の今大会では追い風参考となる中で29秒中盤となるタイムでのデビューでした。
初出場となった1年生女子選手たちは全員が小学生時代にコンバインドに出場していることもあり、これからの成長に大いに期待できる素質あふれるデビュー戦となりました。

当初は不安もありましたが、短距離勢の結果を見る限り、現状では冬季練習の方向性は間違っていなかったと言えるでしょう。
むしろ、いろいろなことに挑戦したことがフィジカル面の強化を始め多様な成果につながった可能性もあります。

投てきでは、3年生女子選手が自身のRIXPERT記録を更新し2位。あと1mに迫った砲丸投での全中標準も視野に捉えながら、練習でも好調な円盤投での記録にも注目が集まります。
2年生女子選手が10mを超える自己新記録で4位に続いたほか、走幅跳が専門の3年生女子選手がU16大会の2種目目標準記録突破を目指して出場しました。惜しくも突破とはなりませんでしたが、1m以上の自己記録更新となりました。

男子では2年生男子選手が10mに迫る記録で1位。冬季練習の筋力アップ、そして回転投の練習の成果を記録につなげました。
また、2年生男子が初の砲丸投挑戦で3位に入り、投てきへの適正を見せています。同時刻となってしまった走高跳でもしっかりと記録を残せており、四種競技出場も十分に視野に入りました。

砲丸投には学校からの出場も含め男女ともに4名ずつの出場となり、いつものメンバーで大会に臨めることも力になりました。
今後も砲丸投だけに関わらず、円盤投やジャベリックスローにも挑戦する投てき内多種目を行ってきながら、さらなる記録の向上を目指します。

主にランニング参加選手たちが出場した中長距離でもしっかりと自己記録を更新していく姿が見られ、着実な成長を感じられました。

こうした選手たちの活躍を受け、高校の先生たちや他チームの指導者などからもチームや選手達への注目の声が聞かれました。
これまでにもそうしたことはありましたが、今年は返答が少し違っています。

まだまだ期待できますよ。
それに、ハードルも跳べます。
走幅跳もいけますね。
何なら投てきだってできますから。

少し盛った返答になっているかもしれませんが、チーム全体として他の種目もできるということに触れられるようになりました。
それも1種目だけではなく、2種目、3種目のレベルでです。

中学校の頃に色々やっていてくれるのはいいよね。
それは将来性もあるし楽しみだね。

特に高校の先生たちからは好評をいただけます。
高校生も出場した今大会では、中学校時代はスプリント種目で活躍したクラブ出身選手たちが400mHで活躍している姿も見られました。
小学生の段階からいろいろな種目ができるようにしていく中で、高校生では自分の一番やりたい種目、自分に一番適性のある種目、自分が一番勝負できる種目と、どの道で進んでいくかを自分で絞り込んでいく段階になります。

そして、それこそが本当の専門種目です。
その種目しかやったことがない段階では本当の専門種目とは言えません。

今年のRIXPERTはこれまでとひと味もふた味も違っています。
果たして今年はどんなシーズンとなっていくでしょうか。
今から楽しみです!

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