紡がれる歴史

11/3(日)に星ケ台競技場にて秋季記録会が行われました。
シーズン最終戦として例年ならメモリアルセンターで開催されていましたが、今年は多治見での開催となります。
補助競技場が無い関係で100mには人数制限がかかり、小学生種目は無し、一部の種目も実施が見送られることとなってしまいました。
そんな中でも10月の多種目練習の成果を発揮する場として、そして専門種目でのベスト更新を目指して、シーズン最後の大会にRIXPERT選手たちが挑みました。

RIXPERTから出場
中2 男子 100m 11.50 0.8 組5 総8 PB
中2 男子 100m 11.63 0.8 組7 総12
中3 男子 100m 11.32 0.8 組2 総2
中1 男子 200m 24.92 1.1 組1 総12 PB
中1 男子 200m 25.10 1.1 組2 総14 PB
中1 男子 200m 25.21 0.3 組1 総15 PB
中2 男子 200m 24.18w 2.1 組1 総5
中2 男子 200m 26.80 0.3 組6 総29
中3 男子 200m 23.95 0.7 組1 総2 PB
中1 男子 400m 1:03.52 組5 総20
中2 男子 400m 1:00.04 組5 総16
高2 男子 800m 2:19.64 組4 総22 PB
中2 男子 110mJH 17.03 1.4 決2 PB
中3 男子 110mJH 15.64 1.4 決1 PB
社40 男子 110mJH DNF
中2 男子 走高跳 1m40 決7 PB
中3 男子 走高跳 1m50 決5 PB
中1 男子 走幅跳 4m73 0.5 決14
中1 男子 走幅跳 4m93 0.5 決8 PB
中2 男子 走幅跳 6m03 1.5 決1
中3 男子 走幅跳 4m89 2.0 決11
中2 女子 100m 12.94 2.0 組2 総2
中2 女子 100m 13.34w 3.0 組1 総8
中3 女子 100m 12.81 2.0 組1 総1
中1 女子 200m 29.53 1.7 組2 総19 PB
中2 女子 200m 26.70w 2.5 組2 総3
中3 女子 200m 26.81w 2.5 組3 総4
中1 女子 100mYH 16.99 0.6 組2 総3 PB
中2 女子 100mYH 17.38 0.6 組3 総4 PB
中2 女子 100mYH 18.95 0.6 組5 総9 PB
中1 女子 走幅跳 3m23 0.8 決31
中1 女子 走幅跳 3m68 1.8 決20 PB
中1 女子 走幅跳 3m93 0.0 公認
中1 女子 走幅跳 3m99w 2.1 決11
中2 女子 走幅跳 4m19 0.6 公認
中2 女子 走幅跳 4m22w 2.4 決6
中2 女子 走幅跳 4m64 1.4 決2
中1 女子 砲丸投 9m88 決3
中2 女子 砲丸投 6m18 決11 PB
他団体から出場
中1 男子 100m 13.18w 2.5 組2 総43
中2 男子 100m 11.56w 3.7 組5 総11
中2 男子 100m 12.62w 2.2 組2 総29
中2 男子 100m 13.02w 2.6 組1 総47
中2 男子 200m 24.20 1.1 組3 総6
中3 男子 400m 51.39 組1 総1 PB
中1 男子 走幅跳 4m61 0.9 決16 PB
中3 男子 走幅跳 5m17 1.8 決6 PB
中1 男子 砲丸投 7m13 決5
中3 男子 砲丸投 8m26 決3
中1 女子 100m 14.36w 3.0 組7 総23
中2 女子 100m 14.44 1.4 組1 総25 PB
中2 女子 100m 14.79w 3.1 組6 総31
女子 100m 13.87w 2.8 組4 総27
中1 女子 200m 29.01 1.6 組2 総16 PB
中1 女子 200m 30.19 1.6 組3 総26 PB
中2 女子 200m 29.77 1.0 組5 総23
中2 女子 200m 31.07 1.7 組4 総36 PB
中2 女子 200m 31.88 1.8 組5 総42 PB
中3 女子 200m 28.49 1.8 組1 総14
社20 女子 200m 29.21 -0.6 組4 総27
中1 女子 800m 2:37.84 組5 総7
中2 女子 100mYH 19.38 0.2 組3 総13 PB
中3 女子 100mYH 18.98 0.6 組6 総10 PB
中2 女子 走幅跳 3m51 1.9 決22 PB

先週の東濃ジュニアとは打って変わって、絶好の秋晴れの晴天の中での競技となり、トラックも終始追い風が吹きます。
最初の競技となる中学女子100mでは、RIXPERTでの最後の100mレースとなる3年選手がRIXPERT新記録を目指して出場しました。
追い風2.0mという絶好の風でしたが、朝一の競技、そして先週たくさんレースを走ったこともあり記録更新とはなりませんでした。
先週この風が吹いてくれていたら…。
こればかりは仕方ありません。

夏以降にクラブに加入した選手達が成果の出始める時期となり、2年生女子選手では1秒以上の自己ベスト更新となる選手もいました。
走りが変わるまでには2~3カ月がかかります。
その努力がシーズン最後に成果となって現れました。

少々追い風が強く吹きすぎるときもあり、100mでは多くの記録が追い風参考記録となってしまいました。
参考記録といえど自己ベストを上回ってシーズンを終えられるのは嬉しいものです。
公認記録ならベストが出ていた。
その自信が来シーズンへの希望となりました。

200mでは一部の組が追い風参考記録とはなりましたが、1年生を中心に多くの選手が自己ベスト更新となりました。
2年生女子選手はRIXPERT新記録を大きく更新するタイムも、惜しくも追い風参考に。
初めての200m挑戦となる選手達も、最後はヘロヘロになりながらゴールにたどりつきました。
100mとは違って、技術要素の大きく体力面も重要となるのが200mです。
また、3年生男子選手は、RIXPERTでの最後のレースが初挑戦の200mとなりました。
最後にして初挑戦。
これぞRIXPERT選手です。

ハードル種目は一般高校も全て同じU16大会と同様の規格で行われました。
男子はハードルの高さが1つあがり99.1cmに、女子は高さは中学規格76.4cmでハードル間の距離が一般高校女子と同じ8.5mとなります。
規格が変わったことで多くの選手の挑戦が難しくなってしまったことは残念でしたが、男子3名、女子5名の選手が出場しました。

男子では3年生男子選手がU16予選会で出した自己ベストを大きく更新し、同規格での今年の岐阜県中学ランキング1位となりました。
あと2カ月早ければU16県代表にも慣れたタイムです。
ハードルを始めた4月からのことを思えば驚異的な成長を見せてくれました。
また、100mで自己記録を更新した2年生男子選手も、初挑戦となるレースでしっかりとゴールまで3歩で走りきりました。
2年生かつ初挑戦かつジュニア規格ということを考えれば出色のタイムです。

女子では1年生女選手が10台を3歩で走り切り16秒台の総合3位、2年生女子選手は4歩で上手く走り総合4位に続きました。
ともに13秒前半の記録を持つ2,3年生女子選手は、ハードル間が5歩での走りでの激闘となり、0.03秒差で2年生選手が先着しました。
ここまで出場した7名の選手全員が転倒することなく終えられて何よりでした。

そしてハードルには野村コーチも出場。
クラブではハードルの指導を担当していることもあり、ハードルの選手と思っている人もいるかもしれませんが専門は100mです。
大会でハードルに出たことはありません。

試合でのハードルの感覚が分からない。
そんなこともあり、ハードルを教える者としてどこかでチャレンジできたらと思っていましたが、一般規格のハードル(106.7cm)はさすがに高くて無理…。
ということで今回のジュニアハードル(99.1cm)なら何とかなるのではないかということで出場しました。

しかし、スパイクでスピードを出して踏み切ることに足が耐えきれず、2台目を踏み切った時点で右ハムに痛みが走り、あえなく3台目を跳んでの途中棄権となりました。
隣のレーンにRIX出身の高校生選手が走っていたこともあり、ちょっと気合を入れ過ぎました。
ふがいない結果となり残念でしたが、選手たちの挑戦する姿勢に触発されてのチャレンジに後悔はありません。

跳躍では、走幅跳に男女各6名ずつの合計12名が出場しました。
男子では2年生選手が1本目に6mを超える大跳躍を見せました。
またハードルで活躍した3年生選手は、着地跡を手前に残しながら着地に向かうという誰も見たことのない着地を見せ会場を沸かしました。
投てきを専門としてきた3年生選手が初挑戦となる中で5mを越え、同じく初挑戦となる1年生選手も5mに迫りました。
100mの記録を考えれば十分すぎる記録を残した1年生選手もおり、種目選択の可能性も広がりました。

女子では、100mで12秒台の記録を持つ2年生選手が1年ぶりとなる挑戦でしっかりと自己ベストを更新しました。
また、100mで県大会決勝に残る1年生選手も初めての走幅跳挑戦となり、踏切板に乗れませんでしたが大きな跳躍を見せていました。
1年生選手では追い風参考とはなりましたが4mに迫ったり、踏切板に乗れていれば3m後半だったと思わせる跳躍を見せてくれました。
県トップレベルの記録を持つ2年生選手も、多種目に挑戦してきた中での最後の専門種目で久しぶりの楽しさを感じて終えられました。

男女ともに全国トップレベルの3年生の影響を受け、1,2年生の地力もどんどんと上がっています。
来年も走幅跳での多くの活躍が期待できる締めくくりとなりました。

跳躍では走高跳にも男子選手が2名出場。
2年生男子選手は練習で跳べていた高さを本番で跳ぶことができずに悔しい結果となりました。

「体のコンディションが悪かったわけではないのに、本番では助走が合わなかった。」

そうなってしまうのが大会です。
実際の競技の中で調整していく能力を高めていくしかありません。
そして、それが経験と呼ばれるものです。
経験を知識へと変えていき、来年もぜひ挑戦していきましょう。

投てきでは男女ともに2名ずつの選手が出場しました。
1年生女子選手は3本とも回転投に挑戦し、立ち投で出した自己ベストに迫りました。
難しい技術に挑戦していきながら、段々と形になってきました。
また、走幅跳が専門の2年生女子選手も砲丸投に挑戦しました。
大きな力を発揮できることは全ての競技の基礎となります。
そういった点からも砲丸投は本当にいいトレーニングとなりました。
1,3年生の男子選手は自己ベストとはいきませんでしたが、一つ一つ技術を確認しながら投げることができていました。

そして今大会最後、RIXPERTの2024年を締めくくったのが400mです。
3名の男子選手が出場しました。

1年生選手は前半のスピードに課題を感じる結果となりました。
2年生選手はリレーの1走のつもりで前半から果敢にとばしましたが、200m付近から雲行きが怪しくなりはじめ、最後はヘロヘロのゴールに。

後先を考えない。
いけるところまでいく。

これも大切なことです。
それを体現しているのが1組に登場した3年生男子選手です。
前半からつっこみ、そのまま突っ走り、ラストもがんばる。
中学生最後の400mは自己ベストを0.7秒近く短縮し、夏には届かなかった全中標準を大きく突破するタイムとなりました。
体が成長する時期だからこそ、そして夏の悔しさがあったからこその好タイムとなりました。
会場でのチームメイトからの声援も力になったことでしょう。
2024年の最後にふさわしい清々しいレースとなりました。

遅咲きの桜が咲き始めた頃に始まった2024年のシーズンもこれにて終了です。
全国大会での活躍をはじめ多くの好記録・好結果がありましたが、今シーズンの1,500本を越える全て記録の一つ一つがRIXPERTにとって大切な歴史となります。
そして、その積み上げられた歴史がまた次の新たな歴史へとつながれていきます。

今回の大会ではRIXPERT出身の高校生選手も多く出場していました。
創設時の初期メンバーは高校3年生となり、来年からは大学生となっていきます。
今大会がRIXPERT最後の大会となる中学3年生選手たちも来年からは高校生です。

小学生から中学生へ。
中学生から高校生、そしてその先へ。

シーズンが終わったばかりですが、早くも来シーズンの選手たち他の活躍に楽しみが膨らんでいます。

長いシーズンおつかれさまでした。
選手、保護者をはじめ多くの方々の協力があってこそのシーズンとなりました。
本当にありがとうございました。

11月の移行期間を経て、12月からは冬季練習が本格していきます。
RIXPERTに紡がれる次の歴史にもぜひご期待ください!

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