神のみぞ知る

8/8(火)に三重県伊勢市で東海中学総体が行われました。
7月末に行われた県中学総体の6位入賞者・チームが出場でき、岐阜・愛知・三重・静岡の4県から各県の代表選手たちが集いました。
クラブからの参加が可能となった初年度として、RIXPERTから9名、各学校から13名(リレーを含む)、計22名の選手が出場しました。

RIXPERTから出場
中1 男子 100m 11.97w 2.4 予2
中1 男子 100m 12.14 1.7 決8
中2 男子 100m 11.77 1.7 予6
中2 男子 走幅跳 6m50 2.0 決1 PB
中1 女子 100m 13.32w 3.1 予6
中2 女子 100m 12.89w 2.8 予8
中3 女子 100m 12.62w 2.8 予4
中3 女子 100m 12.71w 3.1 予5
中3 女子 100mYH 15.97 1.5 予7
中2 女子 走幅跳 5m23 2.0 決6
他団体から出場
中1 男子 100m DQ
中3 男子 100m 11.50 2.0 予8 PB
中3 男子 100m DNS
中3 男子 400m 53.84 予6
中3 男子 110mYH 16.47 2.0 予7
中3 男子 走幅跳 6m06w 2.5 決10
中3 女子 100m 13.40w 2.8 予7
中3 女子 100mYH 15.47 2.0 予6
中3 女子 100mYH 16.05w 2.3 予8

RIXPERTでは、今後を見据えて三重県に前日入りし、前日練習と宿泊を行う流れを取りました。
宿泊して大会に臨むことは県内の大会ではまずありません。しかし、全国大会を目指していく上では必要な経験となります。どんな準備をしたらいいか、ホテルで寝られるか、そういったことも練習です。

お昼過ぎに競技場に到着後は、招集所やサブトラックの確認を行い、それぞれのブロックで前日練習を行いました。
他県の選手の動きに目が奪われたりもしますが、会場にはRIXPERT選手や岐阜県選手も多くおり、落ち着いて練習することができました。

練習後は伊勢神宮に参拝です。
競技場のすぐ横に伊勢神宮が立地していることもあり、せっかくなので歴史の勉強もかねて参拝しました。
途中で雨に降られることもありましたが、天照大御神が奉られた神聖で厳かなたたずまいを肌で感じてきました。

「神様に何をお願いする?」
「明日の自己ベスト!」
「彼氏が欲しい!」

それぞれの願いを果たして神様は聞いてくれるのでしょうか。結果は神のみぞ知ります。

その後はホテルに移動し、夕食、ミーティングを行いました。
遊びに来たわけではなく、勝負をするために来た。
遊びの感覚になってしまいがちな中でも、各選手が自覚をもって行動してくれました。

当日は女子走幅跳から競技スタートです。
2年生女子選手が1回目から5mを超える跳躍を見せ上位につけると、5回目にも記録を伸ばし2年生ながら見事6位入賞を果たしました。しかし、3,4位も他県の2年生です。
県内ではトップレベルの選手でも、東海に目を広げれば同じレベルの選手はたくさんいます。
県内での順位に満足することなく、より高いレベルに目を向けていける良いきっかけとなりました。

100mでは終始強い追い風が吹く中でのレースとなりました。
東海レベルとなると周りが速く、県内では上位の選手たちもなかなか自分のレースをさせてもらえません。
スタートからの加速、中盤以降の伸び、後半の強さ、どこをとっても差を感じさせられる結果となりました。
そうした中でも、1年生男子選手が後半までしっかりと走りをまとめ見事決勝進出を果たし、決勝では8位入賞となりました。

ハードル勢は不安定な天候を考慮し、晴れている間に1次アップを済ませ、レース前の2次アップも雨天走路で行いまいた。雨も降っていないし、最後のスタート練習をサブトラックで…。と移動したら、そこからまさかの豪雨に。
ずぶ濡れになりながらのレースとなってしまいました。(大雨の画像に男子幅のアップを終えて移動する中コーチが映っています。分かりますか?)
レースでは、100m以上に前半からの差を痛感する結果となり、スプリント力の必要性を痛感する結果となりました。
また、学校からの唯一の東海大会出場となった選手の応援に部員たちがかけつけるということもありました。
チームの仲間や同じ岐阜県の人たちに応援してもらえるのも東海大会だからこそです。

男子走幅跳では、2年生男子選手が1回目から6m越えの跳躍で上位につけると、2回目の跳躍では6m40を超えトップに立ちます。3回目にはさらに記録を伸ばし自己ベストを更新しました。
また3年生男子選手が3回目に記録を伸ばし8位に浮上します。
決勝に残れるかもしれない!
スタンドではドキドキしながら他の選手の跳躍の結果を待ちます。
途中ではまさかの向かい風が吹き出し、これは神風か!となりましたが、惜しくも記録を退かれ8位とは1cm差、決勝に残るためには2cm差の結果となりました。
悔しさも残りますが、1年前の姿を思えば立派としか言いようのない結果です。大きな自信となりました。

上位8人で行われた決勝では、2年生選手が5回目に大跳躍を見せますが惜しくもファール。
優勝が決まった6回目の跳躍では、1500m決勝のスタートを待ってもらう中で、会場の視線を一身に集めての跳躍となりました。
会場中が手拍子する中での跳躍では、惜しくも記録を伸ばすことはできませんでしたが、見事2年生優勝を果たしました。
RIXPERTとして初の東海大会出場でいきなりの優勝です。RIXPERTの名を東海に知れわたらせてくれました。

活躍の裏では、足の不安や痛みを抱える中でのレースとなってしまった選手や、故障によりスタートラインに立てなかった選手、フライングによりレースを走ることができなかった選手もいます。
一つでも上の記録や順位を目指そうとする過程で、どうしてもギリギリの中での練習や大会になってしまいます。
攻めた中でこそ得られる結果もありますが、そこにはリスクがつきまといます。

痛い中では練習をしない。痛みが出そうなときには無理をしない。
選手もコーチも余裕を持つことの大切さを改めて痛感しました。

東海という高いレベルを経験できたことは、これからの成長の大きなきっかけとなります。
クラブ選手のそれぞれのレベルに応じた目標がありますが、今大会に参加した選手たちにはぜひ全国、東海のレベルで勝負することを目標にしてもらいたいと思います。
何より、高校では東海大会で6位に入らないと全国大会に出場できません。

噂では来年の東海大会も三重で行われると聞いています。
来年はもっと多くの選手がこの場に立ち、そしてさらなる活躍ができるようにがんばっていきましょう!

伊勢神宮では、クラブの安定と繁栄を願ってきました。
1年後がどうなっているか。
結果は神のみぞ知ります。

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