4月を迎え、いよいよシーズンの足音が近づいてきました。
RIXPERTでは3月から新料金体制となり、新たなスタートを切っています。
通い放題となったことで各練習日の参加者が増えた一方、疲労の蓄積も目立つようになりました。やはり何事もバランスが大切です。やり過ぎには注意しながら、体の状況に合わせて参加日を調整してもらえたらと思います。
また、動画撮影、プレミアムタイム、分析、パーソナルをオプション化したことにより、より柔軟にご利用いただけるようになりました。
特に、分析では多くの参加者の走りの連続写真を作り、過去の動きと比較しながら技術面での良い点、課題となる点を見出していきます。
また、練習での測定結果をもとに体力面での課題を見出していきます。
これらは中々大変な作業とはなりますが、参加者一人一人の動きと向き合う貴重な時間となります。
そして、この分析が劇的な変化を生み出しました。
「あれ?この課題の子がけっこういるよね?」
「こういうトレーニングをやった日は、走りがこうなってるね。」
多くの参加者の走りを詳細に分析することで、クラブ全体としての課題が明確になってきました。
これまでも練習時の動きの観察を通して行っていたつもりでしたが、改めて多くの分析を行ってみると、これまでの感覚がどれだけアバウトだったかを思い知らされます。
そして、これまでの自分たちを含めて、世の中の陸上競技のトレーニングが指導者の感覚任せだったことを実感します。
そして、そこから見えた課題を90分の基本練習時間に反映するとともに、プレミアムタイムを通して課題別の練習を行うこともできるようになりました。
さらに、パーソナル利用者にはパーソナルトレーニングの時間を通してより丁寧な指導ができるようになり、個々の課題に適した練習を行えるようになりました。
また、動画撮影の利用者は普段の練習の自分の動きの確認を行うことができます。
全てのオプションがお互いに関連しあいながら、RIXPERTの新たなトレーニングの形が構築されました。
これは革命だ!
料金プランの変更が、トレーニングの面でもこちらの予想を大きく上回るプラスの好循環を生み出してくれました。そしてこの流れは止まることがありません。
この1年で、ここまでのトレーニングの形を作り上げられるとは思っていませんでした。コーチ陣の中では革命的とも言えるほどの変化です。
こうした充実したサポートのもと、選手とコーチが共通認識をもってトレーニングできることこそが私たちの目指していた形です。
半年先、1年先にはきっとさらに大きな成果を生み出してくれるでしょう。
ただし、忘れてはいけないことがあります。
「木を見て森を見ず」になってはいけません。
足の角度や膝の開きといった細かいところばかりに目を向けては、本質を見失ってしまうことがあります。
フィジカルの強さは競技力に大きく関係します。また、時には何も考えず走ってみることも大切です。
考えに考え抜いて、最後は開き直れるかどうか。
最終的に、陸上競技はその人の人間性を表します。
ただ記録を伸ばすだけでなく、競技者としての人間性も高めていきましょう。
そのためにも、嬉しさも悔しさも喜びも悲しみも、陸上競技を通して多くのことを経験してください。
選手たちの今シーズンの大きな成長を期待します。
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