2/1(土)~2(日)にかけて大阪城ホールにて日本室内陸上が行われました。
日本では珍しい室内競技会となり、暖房が効いた暖かい室内で競技が行われます。
今大会では日本選手権の部に加えU20,U18,U16の各部の競技が行われました。
振り返ると、RIXPERTの男子選手がU16走幅跳で優勝を飾ってから早1年。
今年もここ大坂の地に戻ってきました。

RIXPERTから出場 | |||||||
高2 | 男子 | U18走幅跳 | 6m65 | 決8 | |||
社 | 女子 | U18走幅跳 | 5m31 | 決6 |
RIXPERTからは中学3年生の男女選手2名がU18走幅跳に出場しました。
年が明ける前の昨年の11月はU16陸上に出場していた両選手ですが、年が明けた今大会はU18区分での出場となります。
何があったのでしょうか?
そう、「学年」を基準とする大会は4月に出場する区分が変わりますが、「生まれ年」を基準とした大会では1月から出場区分が変わるんです。
そのため、今大会は2025年末現在の年齢が基準となる、U16区分は中1~中3の早生まれまで、U18区分は中3~高2の早生まれまでが対象となります。
普通であれば出場が難しいレベルの大会ですが、両選手ともに持ち記録の高さから出場することができました。


全国大会で結果を残してきた両選手もこれが中学生として最後のRIXPERTユニフォームとなります。
4月からは新たなステージに進んでいく中で、3年生選手たちには自立していくことが求められます。
両選手とも「自分で決める」ことをテーマに置き、練習参加時には、身体の疲労度やコンディションの変化を自分の感覚で管理しながら、練習参加や練習内容をどんな練習をするべきかを自己決定してきました。
大会のウォーミングアップも、室内という限られた環境の中で自分の調子に合わせてアップの内容を決めました。
競技が始まってからも試合中の試技を待つ時間に何を行うかを自ら考え、一本ずつ動きの感覚をコーチとすりあわせながら次にどんな動きに挑戦するかも自分で決めてきました。


そうした中、女子選手は1本目に5m31の記録を残しましたが、以後の試技はスピードが上がらず6位。
冬季に入り、スピードやキレを上げる練習は一切行っておらず、長い時間で大きな力を発揮する能力の向上に取り組んでいる段階であるため、この結果も仕方ありません。
助走距離が伸び、接地のパワーは高く発揮できているものの、踏切手前のスピードアップとブレーキにならない踏切動作が課題として明確になりました。
シーズンに向けてスピードが加わればさらなる進化が期待されます。


男子選手も1本目の6m65が決勝記録となり8位。
その1本目も、助走全体が浮いてしまった反省の残る跳躍での記録となりました。
室内特有の弾んでしまうサーフェスに対応出来るよう、動きや感覚を模索しながらの試技となり、3本目からはスタートのテンポを上げたことで助走全体のスピードが上がります。
これまでよりも高いスピードで踏切へアプローチすることができ、惜しくもファールとはなりましたが、実測であれば確実に7mを超えているジャンプもありました。
順位にはつながらなかったものの、確実に手応えの得られる内容のある結果となりました。


自分で決める。
簡単そうに見えて簡単にできることではありません。
近くにコーチがいるとつい頼りたくなってしまいます。
コーチもつい声をかけてしまいたくなってしまいます。

でも今はもうその時期ではありません。
次の成長に向け、そしてこれまでの積み重ねによるお互いの信頼があるからこそ、今大会は自分で決めることにこだわりました。
自分のハンドルは自分が握らなくてはいけません。
全国に岐阜県に、そしてRIXPERTに大きな足跡を残してくれた両選手のさらなる成長を楽しみにしていします!
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