12/13(日)に浅中競技場にて小学生駅伝が行われました。
1区は1.8km、2~6区は1.5kmの6区間9.3kmの駅伝となります。
朝は厳しい冷え込みとなりましたが、雲一つない晴天となり、太陽の暖かさを存分に感じられる絶好の駅伝日和なりました。
RIXPERTからは男女それぞれのチームでの出場となりました。

| RIXPERTから出場 | |||||||
| 男子の部 | 6区間9.3km | 36:58 | 決18 | ||||
| 小6 | 男子 | 1区1.8km | 6:53 | 区19 | |||
| 小5 | 男子 | 2区1.5km | 5’34 | 区6 | |||
| 小5 | 男子 | 3区1.5km | 6:00 | 区17 | |||
| 小5 | 男子 | 4区1.5km | 6:17 | 区21 | |||
| 小4 | 男子 | 5区1.5km | 6:33 | 区22 | |||
| 小6 | 男子 | 6区1.5km | 5:41 | 区11 | |||
| 女子の部 | 6区間9.3km | 41:40 | 決15 | ||||
| 小6 | 女子 | 1区1.8km | 7:43 | 区15 | |||
| 小4 | 女子 | 2区1.5km | 6:02 | 区5 | |||
| 小5 | 女子 | 3区1.5km | 7:07 | 区18 | |||
| 小5 | 女子 | 4区1.5km | 6:24 | 区10 | |||
| 小6 | 女子 | 5区1.5km | 7:16 | 区16 | |||
| 小6 | 女子 | 6区1.5km | 6:38 | 区12 | |||
| 他団体から出場 | |||||||
| 小6 | 男子 | 3区1.5km | 6:19 | 区25 | |||
| 小5 | 男子 | 6区1.5km | 5:48 | 区16 | |||
| 小6 | 女子 | 2区1.5km | 8:08 | 区7 | |||
| 小6 | 女子 | 1区1.8km | 7:32 | 区14 | |||
| 小5 | 女子 | 5区1.5km | 6:28 | 区8 | |||
今回が第4回となる小学生駅伝ですが、RIXPERTも第1回から参加を続けています。
第1回は男女混合チームでの出場を予定していましたが、当日の体調不良者もあって全員がロードレースの部に出場。
第2回は男女混合チームとはなりましたが、初めて駅伝の部でタスキをつなぎました。
浅中競技場の改修によって美濃加茂で行われた第3回は、あと少しのメンバーが集まりきらず男女混合チームでの出場となりました。


今年こそ目指すは男女それぞれのチームで出場です。
長距離というとキツイ、苦しいというイメージもあり、どうしても選手達の足が遠のいてしまいます。
だからこそ夏が過ぎた早い段階から駅伝の出場者を想定して声をかけたり、保護者の方も積極的に動いてくださりました。
その思いに選手達も応えてくれ、今年は無事に4~6年生の男女それぞれのメンバーが集まりました。


競技場でのトライアルを行って区間を決め、平日の活動終了後には僅かな時間とはなりましたがペース作りの特別練習を行いました。
そして、何より心配されるのは当日の体調不良です。
インフルエンザが流行っている時期でもあり、週中には体調を崩した選手がいたこともあり、心配は当日まで尽きません。
幸いに今年は当日の体調不良者が出ることなく、大会を迎えることができました。


ウォーミングアップではコース確認を行い、時間のギリギリまで最初のペース確認を行いました。
駅伝では、オーバーペースになってしまい大幅な失速になってしまうことは避けなければいけません。
落ち着いてに自分のペースを作ることができるか。
大会という緊張感もある中で、小学生にとっては難しい挑戦とはなります。


先に男子の部からのスタートとなりました。
1区は他よりも300m長く、何より集団の中で自分のペースを作ることが重要となります。
チームのエースとなる6年生選手は、先頭集団を見ながら落ち着いて折り返しを迎えます。
トラックに入ってからは一時足が止まってしまう場面もあり心配されましたが、最後は猛スパートを見せて2区にタスキをつなぎます。


2区を担った5年生選手は軽快な走りで前を走る選手を交わしていきます。
順位を4つ上げる好走で区間順位も一桁の5分台、5年生ながら区間賞までもあと10秒程度という予想を上回る走りを披露しました。
早くも来年への1区の期待が高まります。
3区の5年生男子は昨年はロードレースの部の出場でした。
今年は初めて受け取るタスキを肩に6分ちょうどで走り切りました。
小学生の段階であれば、1kmを4分、1.5kmを6分のペースで走れていれば十分と言えます。
しっかりと自分の力を発揮することができました。


4区の5年生選手は昨年に続く2年連続の駅伝出場となります。
昨年は4年生ながら堅実にペースを作れるということもあり急遽1区を担うことになりました。
今年は前後にチームがひしめき、中には区間3位なる選手が交わしていきましたが、粘りの走りでタスキをつなぎました。
5区は4年生選手となります。
1年生の頃からジュニアで活動を続け、短い距離よりも長い距離に適正がある選手となり、ついに駅伝デビューとなりました。
駅伝に向け自宅周りでの自主練習を行ってきた成果もあり、前を走るチームにくらいつきました。


アンカーとなる6区はタスキを受け取った6年生選手がゴールに向かいます。
1秒前でタスキを受け取った前を走るチームのアンカーが区間賞をとる選手だったこともある中、そのペースに惑わされることなく、むしろいい入りができるペースとなりました。
区間11位とエース級が集う6区の中で、引けを取らない走りを見せました。


レースを控えた女子チーム、そして保護者のみなさんの声援を受ける中、6人でタスキをつなぎ36’58の総合18位でゴールすることができました。
昔から駅伝文化が栄えている土地柄もあり、飛騨地区のチームの活躍が目立ちましたが入賞には34分台が必要なハイレベルな大会となりました。
2~5区は4,5年生が担ったこともあり、RIXPERTとしても来年へのさらなる伸び代が感じられます。
駅伝がメインという活動ではありませんが、せっかく出場するからこそ少しでも上の順位を目指して来年も挑戦していきましょう!


男子のゴールの余韻に浸る間もなく、すぐに女子の部のスタートとなります。
レース前には流行りのシール交換を行う姿も見られましたが、レース前には緊張の様子が伺えます。
短距離を専門とする選手を中心に何とか6名が集まりましたが、RIXPERTとしては初の女子の部の出場となる歴史に残るスタートとなりました。
1区をになった6年生選手は今回の女子駅伝出場に保護者とともに一番力を入れてくれた選手です。
スタート後も焦らず集団の後方から落ち着いてペースを作ります。
最後まで安定したペースで走り、想定通りの区間順位でタスキをつなぎました。


2区を走った4年生選手は、小柄な体ながら軽やかな走りで前のチームを交わしていきます。
足取りは最後まで衰えず、区間順位を2つ上げる区間5位の快走となりました。
区間賞をとった選手は圧倒的に速いものの、区間2位とは7秒差です。
同じ区間には学年が上の短距離で県トップレベルの活躍をするような選手たちもいます。
そうした選手達を上回る走りで、長距離への抜群の適性を示しました。
来年は間違いなく1区です!
3区を走った5年生選手は週中に発熱したこともあり出場が危ぶまれましたが何とか出場にこぎつけてくれました。
個人種目であれば無理をしていなかったかもしれませんが、誰か一人でも欠けてしまってはいけないのが駅伝です。
がんばって最後まで足を動かしタスキをつなぎました。


4区の5年生選手は区間10位となる好走で順位を1つ上げます。
最後の直線では渾身のラストスパートを見せてくれました。
2区を走った4年生選手と同じく長距離種目への適正を見せ、100mでは大きくタイム差のある選手達を上回る走りとなりました。


5区の6年生は短距離では県トップレベルの活躍を見せる選手です。
道中は前とも後ろとも差があるペース作りには難しい展開となる中、しっかりと自分のペースで走ることができました。
スプリンターということもあり、長い距離を得意とはしていない中で、チームのために出場をしてくれたことに感謝です。


タスキを受け取った6区の6年生選手はチームの思いを胸にゴールを目指します。
前のチームとも後ろのチームとも約40秒の差がある展開となり、完全に一人旅のレースとなりました。
それでも手を抜くことなく最後まで懸命に走り切り、区間12位でのゴールとなりました。
集団の中で走ることができていれば、さらなる区間タイムの向上が期待できる走りでした。
初の女子の部の出場となった結果は41’10の総合15位となりました。
入賞は37分台となり当然ながら差のある結果とはなりましたが、歴史に残る立派な記録です。
今年の出場があったからこそ、来年、そしてその次へとつながっていきます。
女子の部への出場というタスキも途切れさせることなく今後につないでいきましょう!


駅伝は応援している方にも力が入ります。
苦しさを乗り越えて頑張る選手達の姿に、応援している側も達成感や充実感を感じさせてもらえます。
だからこそ、駅伝とは面白いものです。
選手達にとっても「自分の役割を果たす」という点では個人種目よりもプレッシャーのかかるものとなります。
そして長い距離を走るキツさや苦しさを耐えなければいけないことも事実です。
だからこそ、走り終わった後には安堵感や達成感、充実感があります。
そして、それをチームのみんなで共有できるのが駅伝です。


役割を果たす。
耐える。
乗り越える。
共有する。
15秒程度で終わるショート動画が全盛のこの時代に、AIが何でも答えてくれるこの時代に、駅伝は変わることのない立派な価値を示しています。
心と体の成長段階である小学生選手にとっては、本当に有益なものだと言えるでしょう。
頑張り過ぎる必要はありません。
出場するだけでも十分です。
来年も多くの選手の駅伝出場をお待ちしています!
RIXPERTとして未来にタスキをつないでいきましょう!

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