12/28(土)に毎年恒例RIXPERT年納練習会を行いました。
今年は競技場が空いていたこともありメモリアルセンターで実施!
小学生から社会人まで70名を超える参加者が集まり一年の最後の活動でしたが…
メイン競技場ではラグビーのリーグワンが開催されていた関係でサンサンデッキ下の駐車場が入れない事態に。
確認不足でご迷惑をおこかけしました。
さらには午前中は晴天だった天気も雲行きが怪しくなりはじめ、開始前から雨がぱらつきだす始末。
不穏な状況でのスタートとなりました。
スタート後は雨足が強くなり一時中断となってしまいました。
それでも天は我らを見放さず、10分ほどで雨も弱くなり実施できるレベルになりました。
ということで仕切り直しのスタートです。
最初は競技場一周を使った10種目のスーパーサーキット。
8チームに分かれたチームごとのスタート地点から各場所を巡ります。
ラダーにミニハードルにメディシンボール、ステップ台でのジャンプといった基本種目に加え、なわとびやバランスマット、バーに当たったらやり直しとなるハードルコースもあります。
さらにはおみくじ式による補強エリアなんかも。
側転に前転、腕立てに腹筋、中には「もも上げ500回」なんていうのもあります。
競技場を1周走ったり、スタート地点に戻ったり、何が出るかは運しだい。
こういうトレーニングも面白いものです。
他にも恒例となりつつある南部コーチとのじゃんけんエリアもあります。
勝たないと進めない。
負けたら一つ前のハードルに戻る。
1/3の確率を引くことができず、中には7回連続で負け続ける参加者もいました。
中コーチにタッチされず走り切るエリアでは、他の参加者とのかけ引きを繰り広げながらタイミングを見て走り抜けます。
ガチのダッシュ勝負を挑む中学生選手もおり、一番トレーニングになったのは中コーチだったかもしれません。
15分ほどの実施で多い参加者では競技場を3週近く回ることになりました。
楽しいからこそキツさもそれほど感じません。
でもしっかりと運動量を確保しつつ全身の運動を行うことができました。
さぁ次はリレーです。
せっかくの競技場でしたが、リレーは効率を考え芝生に一周200mの特設コースを作りました。
9人8チームに別れ、4チームごとの予選2回、B決勝、A決勝と行いました。
小学生から社会人選手まで、速い遅いも関係なくみんなでがんばるのがリレーです。
走力差が大きいことも順位の入れ替わりを激しくしてくれます。
中学生を振りきろうとする小学生がいたり、ものすごい差を一気につめる中学生がいたり、中にはバトンパスで足を取られふっとんでいってしまう参加者もいました。
A決勝を目指し応援にも自然と力が入ります。
決勝では予選と同じ走順で挑むチーム、走順を変えてくるチームとそれぞれのチームの戦略が見られました。
B決勝、A決勝を通して、優勝したチームから最下位になったチームまで競う以上は順位がついてしまいます。
しかし、今回の目的は記録や順位を目指して行っているわけではありません。
この場にいるみんなで全力を出して競い合うことを楽しむ。
これに尽きます。
リレーのように小学生から大人までみんなが平等でみんなで楽しむことができることはそう多くありません。
これこそがリレーの、そしてスポーツの持つ力ではないでしょうか。
毎年このことを思い返します。
スポーツの本質を感じられる大切な時間となりました。
第一部の最後も恒例となった鬼ごっこです。
最初は鬼となった小学生が中学生以上を追いかけます。
走力の違いで逃げ切りを図る中学生達ですが、小学生の物量作戦に押されどんどんと捕まっていきます。
「中学生を一人捕まえられた!」
こんな経験も小学生の自信につながれば嬉しく思います。
4分30秒の実施で数人の参加者が逃げ切りましたが、追い込まれ続ける中学生にとっては非常に良いトレーニングとなりました。
次は構図が逆となり中学生以上が小学生をつかまえます。
2分30秒の短期決戦でしたが、結果は容赦なく2分で全滅。
さすがの走力でした。
最後は全員で増やし鬼です。
県トップスプリンター同士の追いかけ合いが見られたり、兄弟姉妹の熱い闘いも見られました。
体力トレーニングとして鬼ごっこは最強のトレーニングになると常に思っています。
追いかけられれば逃げる。
逃げられたら追いかける。
遺伝子に刷り込まれた人の本能が呼び覚まされる瞬間となり、誰の指示でもなく、本能によって走り回ります。
あらゆる方向に動き、時には止まり、急加速を繰り返したりもします。
何より、楽しさがあるからこそ苦しさも感じづらくなります。
やってたら自然と強くなれる。
こんなトレーニングは他にありません。
リレーと鬼ごっこ。
これまでもそしてこれからも変わらない価値を持ち続けるに違いありません。
だからこそ年納めのこの日は、これからもみんなでやっていきましょう!
これで第一部は終了となり、第二部はこちらも恒例のジュニアプラス以上の走り込みとなります。
足の負担を考慮し芝生の直線50mを10本。
ジュニアプラスは1セット、その他は3セットを行いました。
この走り込みから合流となる参加者もいます。
ただ走る。
この練習に細かい技術は関係ありません。
手を抜こうと思えば簡単です。
苦しい中でも全力を出し切る。
それができるかどうか自分との闘いです。
横一列で走る中、本数を重ねるにつれ「相手」ではなく「自分」に意識が向きだします。
何のために走るのか。
自問自答しながら、自分が選んだ道を進み続けました。
投てきブロックは投げ込みを行い、ひたすら砲丸を投げ続けました。
今年より本格始動した投てきブロックも徐々に人数が増え、一つのブロックとしてまとまった活動となってきました。
最近は投げ以外の走・跳練習にも力が入り出し、確実に力強くなってきました。
一部小雨がパラつく中とはなりましたが、ジュニアプラスは1セット、その他は3セットの走り込みを終了。
やり切ったこと、そして自分に負けなかったったことを自信にしていきましょう。
陸上競技では、技術だけではなく精神的な面の壁の乗り越え続けていくことも大切です。
あれだけやれたんだから。
これだけ走ってきたんだから。
そんな精神的な裏付けも強さにつながります。
これにて2024年のRIXPERTの活動が終了となりました。
紅白歌合戦が日本の年末の恒例となっているように、この年納め練習もRIXPERTの年末の恒例となってきました。
内容としては若干のマイナーチェンジはあるものの、基本的には昨年の流れを踏襲しています。
変わらない価値
そんなものがこの年納め練習にはあると思っています。
ぜひ5年後も10年後も年納めにはリレーと鬼ごっこをやっていきましょう!
一方で時代に合わせて変わっていかなくてはいけないこともあります。
部活動の地域移行が進む中でのクラブの在り方を始め、先に公開された日本陸連の強化委員会の報告では競技会のあり方についても提言がなされていました。
間違いなく、数年後には大会のあり方が変わってくるでしょう。
競い合う場ではなく発表する場に。
そんな意志を強く感じる提言となっていました。
そうした時代の変化の変化に敏感となり、RIXPERTも変わっていかなくてはなりません。
RIXPERTの2025年は大切な価値は守りつつ、変化を恐れず新しいことにも積極的に挑戦していきます。
その一歩が分析システムへのAIの導入です。
フォーム分析にAIの力を取り入れ、より詳細に分析を行っていく予定です。
こうご期待ください。
クラブ 6,911人
プラス 1,783人
ジュニア 2,225人
ランニング 362人
(キッズ 96人)
2024年参加者合計 11,281人
今年も本当に多くの方に活動にご参加いただきました。
創立より4年。
ここまで順調に歩み続けていることに感謝の限りです。
その中で全国大会優勝をはじめとした輝かしい部分がある一方、記録が停滞したり苦しい思いをさせてしまっている選手がいることも事実です。
RIXPERTの価値とは何か。
変わらない価値を大切にしながらも変化を恐れず新たな価値を生み出し、より良いクラブを目指していきます。
2025年も変わらぬご支援、ご協力をお願いいたします。
さらなる飛躍に向け、コーチ陣一同さらなる活動の充実に努めてまいります。
2024年もありがとうございました!
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