5/11(日)に中部実業団陸上招待リレーが行われました。
昨年の中学新人の決勝進出チームが招待され、実業団選手の大会の中で招待リレーが行われました。
実業団選手では男子110mHに世界選手権5位入賞の泉谷選手が出場するとのことで話題を集めました。
そうした中、RIXPERTからはU16リレーに向けて男女ともに出場しました。

毎年行われている招待リレーですが、今年は重要度が異なります。
7月に地元岐阜で行われる日本選手権混成・リレーに今年からはU16リレーが行われます。
満16未満の選手達が所属する中学校・クラブのリレーの大会となり、全中以上のレベルの文字通り全国No.1チーム決定戦となります。
出場するためには出場資格記録を突破し、なおかつ資格記録上位45チームに入らなくてはいけません。
6月11日までの期限に向けて、リレーに集中できる大会として今大会は重要なレースとなりました。
RIXPERTから出場 | |||||||
中 | 男子 | 4×100mR | 42.63 | 決1 | |||
中 | 女子 | 4×100mR | 50.62 | 決5 |
女子では主軸となる選手が念のための大事をとってメンバー変更となりました。
前日に急遽の出場が決まった2年生女子選手は、今シーズンで大きくベストを伸ばし、ついには補欠の1番手となっていた選手です。
初めての大舞台かつ2走というエース区間を担うことに緊張の色も見られましたが、リレーはチームで闘うものです。
3年生の3名の先輩選手を中心に、2年生選手3名、1年生選手2名の8名が一緒になってアップを行い、レースに向かいました。


レースでは1走から2走、2走から3走のバトンは問題なくつながり、2走の2年生選手もしっかりと役目を果たしました。
さすがに他チームが速くアンカーに渡った時点では前を行くチームとは差がありましたが、12秒選手となった1年生選手が猛然と追い上げます。
3位とは0.05秒差の5位となり、あと1mあれば3位になれていた勢いでした。
タイムもわずかにチームベストを伸ばすことはできませんでしたが、急なメンバー変更があった中では十分な好タイムです。
2年生選手にとっても何よりの経験となり、夏以降の新人チームを見越した点でも次につながる結果となりました。
U16リレー出場に向けては、49秒台のタイムを出しておきたいところです。
今回のレースで十分にその力があることは分かったので、残されたレースで記録達成に期待です。


男子では先日のスポーツカーニバルで優勝したメンバーと同じ布陣での出場となります。
その際は3人の選手が4本目のレースとなっていたこともあり、今回はフレッシュな状態でどこまでタイムを伸ばせるかに注目が集まりました。
42秒台いくぞ!!
招集後に組まれた円陣からはそんな声も聞かれました。


レースでは1走の3年生選手が鋭い飛び出しから前を行くチームを交わして2走へ。
2走の3年生選手の時点で大きく抜け出し、3走の3年生選手がさらに差を広げます。
バトンもスムーズにわたり、4走の3年生選手が独走で直線を迎えました。
他チームのアンカーを寄せ付けることなく見事1着でゴール。
そしてタイムは衝撃の42秒63!
42秒台どころか一気に42秒台中盤まで突き抜けてしまいました。
この記録は単独チームとしては岐阜県中学最高記録となり、混合チームでも昨年のU16リレーの県選抜チームが記録した42.46に迫る岐阜県中学歴代2位の記録となります。
また、大会日時点での陸マガランキングの全国ランク1位を上回るタイムとなりました。


これで男子のU16リレー出場は当確となります。
むしろ本番での決勝進出、さらには上位入賞、そしてその先までもを期待できてしまう好記録となりました。
何より、小学生や中学1年生のころからRIXPERTで長く活動してくれている4人の3年生選手達で樹立した記録です。
これまでの先輩選手達の活躍があり、そうしたRIXPERTの歴史を受け継いだ選手達の活躍を大変うれしく思います。


昨年樹立された男子リレーのRIXPERT記録は当分は破られないだろうと思っていました。
しかし、たった1年でしかも1秒以上も更新されてしまいました。
そして、まだまだ記録の更新が期待されます。
記録は破るためにある。
今大会は補欠なった2年生選手達も伸びしろは十分です。
そして、チーム内のメンバー選考もますます激化します。
U16リレーに向けて、チームの士気が一段と高まる大会となりました。


大会後には恒例の抽選会が行われました。
選手や関係者からスタンドに投げ入れられるグッズをゲットすると賞品ゲット!
年によっては当選番号の発表という形式もありましたが、毎年RIXPERT関係者の誰かが当選することも恒例となっています。
今年も….
出身選手を含めて4名の関係者がゲット!
タンブラーやかっこいいLEXUSのモデルカーをゲットしていました。


男女ともに自信を深められる結果となった中、いよいよシーズンも本格化を迎えます。
連戦が続く選手もおり、疲労やケガ、何より精神面の負担が心配されます。
5月に入り、気を張っていた4月の疲れも出てくるときです。
休むときは休み、しっかりとリフレッシュをしていきましょう。
勉強、栄養、休養、睡眠、そして練習や大会。
個人やチームでの全国に向けた挑戦も重要ですが、目の前の日常生活をおろそかにしてしまってはいけません。
がんばるべきは練習だけにあらずです。
あらゆる面でアスリートとして成長していきながら、夏に向かっていきましょう!

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