不安定を求めて

12月10日(日)に愛知県の知多半島にある新舞子マリンビーチにて砂浜練習を行いました。
RIXPERT創立1年目から実施しているイベントで、3年目となる今シーズンでは初の砂浜です。
見慣れた景色に懐かしさを感じるようになったことに歴史の積み重ねを感じました。

今回は40名を超える人数の参加ということで、過去2年に比べて大きく人数が増加です。
集合、電車の乗り換えと人数が多い分移動が大変となりますが、電車から誰も降り遅れることなくスムーズに移動することができました。

雲一つない青空にも恵まれ、他の利用者も少なく砂浜は絶好のコンディションです。
気温も高く、アップのじゃんけんダッシュで体が温まった選手たちはRIXPERTの水色Tシャツとなりました。

海と青空と水色Tシャツ。
これぞ砂浜練習です。

練習では男女別に分かれた変形ダッシュとミニハードル、全体でのジャンプトレーニングと進みました。
「足がとられて走りづらい!」
初めての砂浜練習参加者からはそんな声も聞こえます。
これこそが砂浜に来る意味です。

不安定な地形で速く速く走る。
そのためには、体幹が安定していなくてはならず、地面を蹴るのではなく素早く足を引き上げてくることが必要です。
普段の練習で大切にしていることが全て砂浜につまっているといって過言ありません。
この感覚は、普段の練習ではあまり経験することができません。
時間とお金をかけて砂浜まで来たからこそできる経験です。

最後は8人×5チームに分かれてのリレーを行いました。
1本目はアンカー勝負となる白熱の勝負を見せ、大いに盛り上がりました。
2本目は体力が尽きた参加者もおり、1周遅れになりかけるチームも表れました。
きつい練習でも、リレー形式でみんなとがんばることでいい思い出となります。

最後は平地の流しを行いました。
不安定な地面で動きが洗練されたこともあり、これがいい走りをするんです。
足の切り返しが早く鋭くなり、接地の安定も増しています。
「地面って走りやすい!」
そんな感想が聞かれましたが、この走りこそ体で覚えてほしい感覚です。
何気ない1本の走りですが、この1本の感覚を感じ取れる選手になっていきましょう。

最後は記念写真と恒例の自由時間!
昼食を取ったり、貝殻を探したり、海に足を入れたりとそれぞれの時間を過ごします。
つい15分前まで「きつい~」といっていた姿も一瞬で過去の話となりました。

冬季練習が本格的に始まって2週間ほどが経過します。
体への負荷も大きく、精神的にも肉体的にもきつい期間となります。
だからこそ砂浜練習などの刺激が大切となります。
オンとオフを切り替えながら、無理なくケガ無くがんばっていきましょう。
大切なことは、継続して練習を続けられるようにすることです。

今回参加できなかった一部の選手達が、朝の大垣北公園で自主練習している姿を見ました。
練習場所の違いはあれど、同じRIXPERT選手として高みを目指す志に違いはありません。
砂浜練習は1月以降も月1回のペースで実施予定です。
次も多くの方の参加をお待ちしています。
1月もより良い練習としていきましょう!

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